13話 バレンタインデー!?
08'02/14
♪〜。バレンタインデーキス♪
お姉ちゃん……チョット歌が古いんじゃ
何を言うの、夏美ちゃん!バレンタインデーソングといえば”バレンタインデーキス”でしょ。クリスマスソングといえば”クリスマスイブ”。つまりはそういうことよ。
うーん、わかるようなわからないような…。それより、歌に夢中になりすぎて調理が進んでないわよ。
あら、いけない。冬也さんにばれないうちに作らないと……。
おーい、春菜。腹が減ったから何か作ってくれ……って、何してるんだ?
わー、冬也来るな!キッチンは女のテリトリーよ!ってゆーかあんたみたいな道楽息子がキッチンに来る必要はないじゃない。どうせ料理できないし!
好き勝手いいやがって!夏美だって料理できないじゃねーか!
なんですってー!
まーまーお二人とも落ち着いて。すみません、冬也さん。すぐ何かお持ちしますので……。
あぁ、すまん。部屋で待ってるから出来たら持ってきてくれ。
ふー、一応察してはくれたみたいね冬也は。
私達のご主人様ですからね。さっ、調理の続きをしましょう。忙しくなるわよ、夏美ちゃん。
  (そして、バレンタインデー当日)
ハッピーバレンタイン冬也さん。このチョコ、お口に合うといいんですけれど…。
はい、冬也。私からも
うおー。二人ともありがとう!……おぉ、両方手作りか。珍しく夏美のも見た目がまともだぜ。
……それ、ほめてるの!?
と、当然じゃないか夏美〜。じゃあ、さっそく夏美のからいただくぜ。(もぐもぐ)
……どう、冬也。おいしい?
ま…。
ま!?
まじでうまい!?どうした、夏美。俺は今ものすごい奇跡を目の当たりにしているぞ!夏美の手作りが普通に食べられるなんて!
うーん、いまいち喜んでいいのかわからないけど、とりあえず口に合うみたいだからよかったわ。
それじゃ、次は春菜のだな。これは安心して食べられるから気楽だな。
どうぞお召し上がり下さい♪
はむっ。(もぐもぐ…)……うっ。
う!?
……うぇー、なんだこれは。まずいぞ!?本当にこれ春菜が作ったものか?まずい、まずいぞぉぉぉぉ。(トイレへダッシュ)
えーっ!?何でですかー?わ、私も一口…。(もぐもぐ)
んじゃ、私も。(もぐもぐ)
……。(しかめっつら)
お姉ちゃん……これはないわよ。ひょっとして歌に夢中で……。
聞こえない!私、何も聞こえない!(泣きダッシュ)
ははは…お姉ちゃん逃げちゃった。みんなのバレンタインはどうだった?素敵なバレンタインデーであることを祈ってるわ。じゃ、またね。
つづく。
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